韓国で印鑑登録
今回の一時帰国は四十九日法要がメインでしたが、
実はそのほかにも"現実的な"手続きをしなければならない…つまり、
財産分与に関する手続きのため、私の印鑑証明が必要になってきたのです。
少し詳細に書くと、実家の家が父と母の2人の名義だったのです。
それでこの度そのうちの母が亡くなったので、子供たち(私と弟)が財産を放棄し
父ひとり名義にする手続きが必要となってきたのでした。
それにはこの手続きに関わる全員の印鑑証明が成された印鑑の押印と
その印鑑証明書が必要となってくるのですが、それを登録しに、さっそく日本到着の
その次の日に市役所へ行ってきました。
ですが…
印鑑証明をするにはまずその本人がその街に住民登録していなければならない、とのこと。
私は韓国に移住する時に転居という形で抜いてしまったので、この街では印鑑登録できません。
そこでまた法務局へ行って聞いてみました。
すると、日本で印鑑証明が取れない海外在住の日本人は、その代わりに二つの代替策があるとのこと。
まず、その国の日本領事館に必要な書類を持っていって係りの人に直接見てもらいながら
書類に署名、それを本人だと証明してもらう手続きを取るという方法か、
あともうひとつ、その国公認の印鑑証明もしくはサイン証明を取るかどちらかだということでした。
ちなみに韓国ではだいぶ署名証明へと移行していますが、まだ印鑑証明というものは残っており、十分有効。
ということで、韓国に帰ってすぐに近所の印鑑屋さんへ出向きました。
事前に私はネットで、韓国にて印鑑作成〜印鑑証明を韓国在住記念として登録した
日本人のブログを発見、その人の体験談を参考にしながら印鑑を作ることに。
そのブログには外国人登録証に登録されているローマ字氏名さえきちんと確認できればいい、
とのことだったので、この人とまったく同じように、周囲にぐるりとローマ字の氏名を、
中央には漢字氏名を彫ってもらいました。
まずハンコ屋さんのおじさんに彫ってもらいたい文字をメモ用紙に書きながら説明し、
おじさんはそれを基にしてPCの印鑑彫刻専用ソフトのレイアウトを見ながら直接名前を
入力していきます。
そしていよいよ木製の印鑑本体を自動彫刻機にセット!
ものの10分ほどで完成〜
早速出来立てホヤホヤのマイ・印鑑を握りしめ、徒歩5分ほどの距離にある洞事務所の
印鑑登録の窓口で申請しました。
そしたら…
漢字の名前があるので登録できない、とのこと。。。
外国人登録証に表記されているとおりローマ字のみの印鑑でないとダメなんだそうで
(ガーン)
やっぱりブログは当てにならないな、と今更ながら痛感させられる私。。。
(でもそのブログ、2年前の記事だったんですけどね〜)
特に公的手続きはその都度、直接洞事務所等に問い合わせ必須、です!
ということで、また同じハンコ屋さんへ舞い戻り。。。
今度はちゃんとローマ字のみの印鑑を彫ってもらいました。
今度こそ!と、ふたたび洞事務所の印鑑登録窓口へ。
ちなみに印鑑登録に必要なものは以下の3点。
① 登録したい印鑑
※ 外国人登録証に表記されているローマ字のみの印鑑
② パスポート
③ 外国人登録証
④ 印鑑登録申請書(洞事務所にあります)
登録中、さらに私の右手親指の指紋を端から端までグリリ〜ッと取られますw
ものの15分ほどで登録終了〜。
財産分与に関する手続きのために必要な印鑑証明書2通 + 念のためにと手元に保管用
1通の計3通を取って家路につきました。
さて、さらに私にはまだやることが。
それはこの印鑑証明書の和訳。。。
文字がやたらと多い印鑑証明書、あまり大したことが記載されていないので余計面倒くさく
感じてしまいましたがw
原本の韓国語版とレイアウトをそっくりそのまま真似てチョチョイッと翻訳完了〜
翌々日(翌日がまた恐ろしいほどの大寒波に見舞われ、とてもじゃないけど外に出られず…)
に郵便局に出向き、実家宛にEMSで送りました。
ふー。。とりあえず、私の役割は終わり。
ちなみに書類は2日後には実家に無事届き、父と弟がその書類を持って法務局で手続きしてきて
この件は無事、完
公的手続きというのは緊張しますね。。。
でも無事終わってよかった、よかった
お疲れ様でした〜
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