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2018年2月

韓国で印鑑登録

今回の一時帰国は四十九日法要がメインでしたが、

実はそのほかにも"現実的な"手続きをしなければならない…つまり、

財産分与に関する手続きのため、私の印鑑証明が必要になってきたのです。


少し詳細に書くと、実家の家が父と母の2人の名義だったのです。

それでこの度そのうちの母が亡くなったので、子供たち(私と弟)が財産を放棄し

父ひとり名義にする手続きが必要となってきたのでした。

それにはこの手続きに関わる全員の印鑑証明が成された印鑑の押印と

その印鑑証明書が必要となってくるのですが、それを登録しに、さっそく日本到着の

その次の日に市役所へ行ってきました。


ですが…


印鑑証明をするにはまずその本人がその街に住民登録していなければならない、とのこと。

私は韓国に移住する時に転居という形で抜いてしまったので、この街では印鑑登録できません。

そこでまた法務局へ行って聞いてみました。

すると、日本で印鑑証明が取れない海外在住の日本人は、その代わりに二つの代替策があるとのこと。

まず、その国の日本領事館に必要な書類を持っていって係りの人に直接見てもらいながら

書類に署名、それを本人だと証明してもらう手続きを取るという方法か、

あともうひとつ、その国公認の印鑑証明もしくはサイン証明を取るかどちらかだということでした。

ちなみに韓国ではだいぶ署名証明へと移行していますが、まだ印鑑証明というものは残っており、十分有効。


ということで、韓国に帰ってすぐに近所の印鑑屋さんへ出向きました。

事前に私はネットで、韓国にて印鑑作成〜印鑑証明を韓国在住記念として登録した

日本人のブログを発見、その人の体験談を参考にしながら印鑑を作ることに。 

そのブログには外国人登録証に登録されているローマ字氏名さえきちんと確認できればいい、

とのことだったので、この人とまったく同じように、周囲にぐるりとローマ字の氏名を、

中央には漢字氏名を彫ってもらいました。

20180123_11_48_55

まずハンコ屋さんのおじさんに彫ってもらいたい文字をメモ用紙に書きながら説明し、

おじさんはそれを基にしてPCの印鑑彫刻専用ソフトのレイアウトを見ながら直接名前を

入力していきます。

そしていよいよ木製の印鑑本体を自動彫刻機にセット!

20180213_21_12_26

ものの10分ほどで完成〜

早速出来立てホヤホヤのマイ・印鑑を握りしめ、徒歩5分ほどの距離にある洞事務所の

印鑑登録の窓口で申請しました。


そしたら…


漢字の名前があるので登録できない、とのこと。。。

外国人登録証に表記されているとおりローマ字のみの印鑑でないとダメなんだそうで

(ガーン)

やっぱりブログは当てにならないな、と今更ながら痛感させられる私。。。

(でもそのブログ、2年前の記事だったんですけどね〜)

特に公的手続きはその都度、直接洞事務所等に問い合わせ必須、です!

ということで、また同じハンコ屋さんへ舞い戻り。。。

今度はちゃんとローマ字のみの印鑑を彫ってもらいました。

20180213_21_27_23

今度こそ!と、ふたたび洞事務所の印鑑登録窓口へ。

ちなみに印鑑登録に必要なものは以下の3点。


① 登録したい印鑑

※ 外国人登録証に表記されているローマ字のみの印鑑

② パスポート

③ 外国人登録証


④ 印鑑登録申請書(洞事務所にあります)

登録中、さらに私の右手親指の指紋を端から端までグリリ〜ッと取られますw

ものの15分ほどで登録終了〜。


財産分与に関する手続きのために必要な印鑑証明書2通 + 念のためにと手元に保管用

1通の計3通を取って家路につきました。

20180213_21_25_00

さて、さらに私にはまだやることが。

それはこの印鑑証明書の和訳。。。

文字がやたらと多い印鑑証明書、あまり大したことが記載されていないので余計面倒くさく

感じてしまいましたがw

原本の韓国語版とレイアウトをそっくりそのまま真似てチョチョイッと翻訳完了〜

翌々日(翌日がまた恐ろしいほどの大寒波に見舞われ、とてもじゃないけど外に出られず…)

に郵便局に出向き、実家宛にEMSで送りました。

ふー。。とりあえず、私の役割は終わり。

ちなみに書類は2日後には実家に無事届き、父と弟がその書類を持って法務局で手続きしてきて

この件は無事、完

公的手続きというのは緊張しますね。。。

でも無事終わってよかった、よかった


お疲れ様でした〜







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母の四十九日法要

1月10日〜20日の11日間、今回はウチの旦那と2人で日本に一時帰国してきました。



10日の夜8時半過ぎ、父が待つ実家に着いた私たち。

荷物を玄関に置いて、ひとまず母のお骨が置いてある仏壇に向かって帰国の挨拶をしました。

まず先に私が仏壇の前に正座をし、お線香をあげ鈴を鳴らして手を合わせ、

その後にウチの旦那が仏壇の前に座りました。

実はあらかじめウチの旦那から「心から冥福を祈りたい」ということで

「韓国式」にこだわりたいということを言われていたので、

この時もお線香をあげてから큰절(クンジョル)をしておりました。


ちなみにこのクンジョル、よくドラマや映画等で、見た目「土下座」のようなお辞儀を

見たことがあるかと思います。

目上の人や年上の人に対して行う格式の高い韓国(朝鮮)伝統のお辞儀・クンジョルですが、

現代では主に설날(旧正月(ソルラル))や、日本のお盆にあたる추석(秋夕(チュソク))の時などで

祖父母や両親、親戚等目上の人たちに改まって挨拶をするときに行ったり、

嫁ぎ先など顔合わせをしたり改まった挨拶をするときなどで行ったりします。


ウチの旦那はその時、仏壇の前でクンジョルを2回行いました。

…これ、どういう意味か分かりますか?

簡潔に言うと、生きている人には1回、亡くなった人には2回、という決まりがあるんです。

クンジョルを2回行ったウチの旦那の心境を思うと、胸が痛くなりました。

ウチの旦那もクンジョルをしながら涙を流していました。



1月16日は母の四十九日ということで、13日にいつもお世話になっているお寺で

四十九日法要を執り行いました。

今回は本当に内輪だけ、ということで、父・弟・弟の妻・弟の子供たち2人・ウチの旦那、

そして私の計7人が参列しました。

本堂で読経を聞きながらお焼香をし、その後外に出て我が家の新しいお墓に母の納骨を済ませました。

納骨の際にも読経をしてくださるのですが、その時ずっと父が涙を流していたので、

私は隣で父の肩を抱いて支えていました。


あの家でひとりとなった父。

今後は弟とふたりで支えていかねば、と改めて心に決めました。



20180113_17_22_15

その後、実家近所の料亭で家族だけの食事会を。

そういえばウチの近所ってよく見ると鰻料理屋が多いことに今更ながら気づきました。。

こちらの料亭も鰻がメインでして。

ご飯物の食事とともに鰻の蒲焼きが出されました。

20180113_18_21_49

久しぶりの日本の鰻の蒲焼き、本当に美味しかったです



今回の一時帰国はこの四十九日法要がメインだったので、それが無事に終わり、

あとは実家で母の服の整理や掃除、昼と夜の食事の準備や買い物、洗濯など、

家のことばかりしていました。

普段は線維筋痛症の症状を見ながら横になって休みつつ動いているんですが、

実家にいると、滞在期間が決まってる分、めいいっぱいやれるところまでやってから

韓国に戻りたい、といった思いがあるので、休まず家じゅうバタバタと

何かしら家のことをしながら動いてました。

おかげで(?)韓国帰国後すぐに38度の高熱を出してダウンしてしまいましたが。。。



それから今回は、財産分与関係の手続きで印鑑証明の登録をしようとしたのですが…

(次回へ続く)







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