日本語会話個人・初授業
今日、初の日本語会話個人授業に行ってきました。
今までは無料で教えたりしてた経験もあるけど
お金をもらって授業をするのは今回が初めて。
つまり、プロとしての日本語教師、開始です
さて、生徒・キムさんが勤めている会社へ。
会議室を使用できる、とのことで、直接出向いてきました。
実際に行ってみると、何と自社ビルでとても立派。。。
しかも誰もが出入りできるのではなく、
出入り口のインターホンで受付の人と来社理由を述べてから
入れる、というシステム。
ま、最近はどこでもこんな感じなんだけど。。。
久しぶりの会社の雰囲気に、ちょっと緊張。。。
受付の男性の方に、キムさんに会いに来た事や
日本語の授業をしにきた、という事情を説明したのだけど、
いきなり
"どちらからいらっしゃいましたか"
と言われて、本来だったら会社名などを言わないといけないのだけど
私…個人だしな…"自分の家からですけど"とか言えないしな、と思って
思わず
"ソウル駅の方からです"
と言ってしまいました。。。ははは
答えようが無いよ。。。チッ。
でもその受付の男性の感じよくて、
エレベータに乗って3階まで案内してくれて
そのエレベータの中で
"当社は初めていらっしゃったんですか?"
と言われたので、
"はい…初めてです。ちょっと緊張しますね"
と答えました。
そしてこの男性も
"私も日本語を勉強しないといけないんですが…"
と苦笑いしてました。
そう、この会社は日本にもあって、
日本にある会社と韓国の会社と共同出資して成り立っているそうです。
さて3階へ到着。
今回授業する生徒さんのキムさんが待ってました。
早速会議室に通され、授業開始。
授業をする前に、
"間違えることを恐れずに、間違えても良いからどんどん話すこと"
母国語じゃないんだから間違えるのは当たり前の事。
そして話せるようになるのにはまず自分の頭で考えて
とにかく口に出すこと。
これを常に心がけてください、と言ってから授業開始しました。
まずは初授業、ということで自己紹介から始めました。
しかし、子供が2人いて、現在どこどこに住んでいる、ということのみ。。。
ま、それも予想通りだったので、今度は私からどんどん質問をすることに。
だけど…なぜか一言二言しか話さないのです。
しかも長い文章で話すのではなく、単語一つ二つをポロッと言うだけ。
私は一生懸命話を広げようと、そしてなるべくキムさんに話してもらうように
持っていくのですが、ただうなづくか、ムッツリと私の話を聞いたまま。
ああ～、どうすりゃあいいんだ。。。
とにかく話さなくちゃ、キムさんがどんな日本語を話すのか、
どんな表現を使って、どんなイントネーションや発音で話すのか、
一向に掴めず、そして教えることもできないのに。
これでは埒が明かないので、とりあえず準備した中の課題を
取り出してみました。
プリントを渡して、とりあえず15行くらいの文章を朗読してもらって、
読めない漢字などを教えたり、意味がわからない単語を説明し、
実際に使う例文などを説明したりしました。
朗読はまぁまぁ、スラスラと読めている感じ。
会社で日⇔韓の翻訳もしている、というので、日本語のレベル的には高いんです。
それでこの課題に対して私がいろいろと質問や日本の文化などを
織り交ぜながら話すのだけど、
う～む。。。反応が薄すぎ。
そして、話さない。
いや、話そうと努力をしてないのです。
何のためにフリートーキングを申し込んだんだろう、この人。
実は一番最初に自己紹介した時点で、ちょっと"?"と思ったことがあったんです。
それは、日本語を勉強し始めたきっかけについて。
"ないです"
って、答えたんです。
ないって…そんなはずないでしょ。。。
とりあえず一時間が経過。
ほとんど私が話してました～。。。
そして次のレッスンはどうするのかと尋ねたら
なんか、曖昧な感じで
"まだわかりません"
ま、そうだろうなと思ったけど、
"じゃあ、少し考えてみますか?"
と聞いたら、今度は反応なし。。。
はぁ～。。。どっちだよ。
とにかく何とも煮え切らない感じだったので、
次の授業はあとで連絡する、ということに。
今まで日本語会話のお相手をしたり、教えたりしてた人達は
日本語のレベルとか関係なく自分からどんどん話そうと努力してたのにな。
ま、性格上、大人しくてあまりしゃべらない人なんでしょう。
だけどこれじゃあ、日本語なんて伸びないのに。
なんか変な疲れがドッと出て、駅まで歩いていきました。
と、その途中で小さな公園を見つけ、そこに咲いていた桜を見て
少し和みました
今日のソウルの最高気温は16℃。
いつの間にか、桜が咲いていました。
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