母の四十九日法要
1月10日〜20日の11日間、今回はウチの旦那と2人で日本に一時帰国してきました。
10日の夜8時半過ぎ、父が待つ実家に着いた私たち。
荷物を玄関に置いて、ひとまず母のお骨が置いてある仏壇に向かって帰国の挨拶をしました。
まず先に私が仏壇の前に正座をし、お線香をあげ鈴を鳴らして手を合わせ、
その後にウチの旦那が仏壇の前に座りました。
実はあらかじめウチの旦那から「心から冥福を祈りたい」ということで
「韓国式」にこだわりたいということを言われていたので、
この時もお線香をあげてから큰절(クンジョル)をしておりました。
ちなみにこのクンジョル、よくドラマや映画等で、見た目「土下座」のようなお辞儀を
見たことがあるかと思います。
目上の人や年上の人に対して行う格式の高い韓国(朝鮮)伝統のお辞儀・クンジョルですが、
現代では主に설날(旧正月(ソルラル))や、日本のお盆にあたる추석(秋夕(チュソク))の時などで
祖父母や両親、親戚等目上の人たちに改まって挨拶をするときに行ったり、
嫁ぎ先など顔合わせをしたり改まった挨拶をするときなどで行ったりします。
ウチの旦那はその時、仏壇の前でクンジョルを2回行いました。
…これ、どういう意味か分かりますか?
簡潔に言うと、生きている人には1回、亡くなった人には2回、という決まりがあるんです。
クンジョルを2回行ったウチの旦那の心境を思うと、胸が痛くなりました。
ウチの旦那もクンジョルをしながら涙を流していました。
1月16日は母の四十九日ということで、13日にいつもお世話になっているお寺で
四十九日法要を執り行いました。
今回は本当に内輪だけ、ということで、父・弟・弟の妻・弟の子供たち2人・ウチの旦那、
そして私の計7人が参列しました。
本堂で読経を聞きながらお焼香をし、その後外に出て我が家の新しいお墓に母の納骨を済ませました。
納骨の際にも読経をしてくださるのですが、その時ずっと父が涙を流していたので、
私は隣で父の肩を抱いて支えていました。
あの家でひとりとなった父。
今後は弟とふたりで支えていかねば、と改めて心に決めました。
その後、実家近所の料亭で家族だけの食事会を。
そういえばウチの近所ってよく見ると鰻料理屋が多いことに今更ながら気づきました。。
こちらの料亭も鰻がメインでして。
ご飯物の食事とともに鰻の蒲焼きが出されました。
久しぶりの日本の鰻の蒲焼き、本当に美味しかったです
今回の一時帰国はこの四十九日法要がメインだったので、それが無事に終わり、
あとは実家で母の服の整理や掃除、昼と夜の食事の準備や買い物、洗濯など、
家のことばかりしていました。
普段は線維筋痛症の症状を見ながら横になって休みつつ動いているんですが、
実家にいると、滞在期間が決まってる分、めいいっぱいやれるところまでやってから
韓国に戻りたい、といった思いがあるので、休まず家じゅうバタバタと
何かしら家のことをしながら動いてました。
おかげで(?)韓国帰国後すぐに38度の高熱を出してダウンしてしまいましたが。。。
それから今回は、財産分与関係の手続きで印鑑証明の登録をしようとしたのですが…
(次回へ続く)
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